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アゼルバイジャンビザ
番外編|ムツヘタゴリデモ

4月28日

次の目的地アゼルバイジャンはビザが必要である。

実はアルメニアに行く前に旅行者から聞いた情報では、4月からアゼルバイジャンは外国人に対して入国を制限していて招待状のないとビザが下りないとういうことだった。

どうしても行きたければ現地の旅行会社を通じて招待状を発行してもらうかしかなかった。

それでビザを取るには全部の費用含めて150ドルほどかかる。

しかもいろいろめんどくさそうだし。。。

僕はアゼルバイジャンはあきらめて、バトゥミまで戻り船でウクライナまで行き、ルーマニア、ブルガリアに行こうかと思っていた。

そう思っていたところ、ネリダリの家にある情報ノートを見ると前にここで会った旅行者がアゼルバイジャンビザについて書いてくれていた。

内容を見ると、、、なんと!

アゼルバイジャンビザ取得の裏技が書いてあったのだ。

しかも、タダでとれる。

ほとんどあきらめかけていただけに、なんてラッキーなことだ。

その内容はというと。。。

まず日本大使館に行ってレターを発行してもらう。

レターというのはレコメンデーションレーターを略してレターと呼んでいるもので推薦状のこと。

要するにこの人は犯罪者とか悪い人じゃないのであなたの国に入れても大丈夫ですよ、そこんとこよろしく!という手紙を大使館から発行してもらうのだ。

それを持ってアゼルバイジャン大使館に行けば即日で発行してもらえるらしい。

早速大使館に電話をする。

最初は英語で話す人がでてきたが、日本人職員に変わってもらい用件を話すと、とっても丁寧な口調で大使館にきてくれればすぐに発行してくれるとのこと。

在アメリカ大使館が911の事件の時日の丸を隠すとか、中国の西安で反日デモがあったときぜんぜん対応してくれなかったとかあんまりよいイメージがなかったのだが親切で外務省に対する印象がいい方にガラっと変わってしまった。

まあ、最近は風当たりが強くなってるから気を使っているのかなぁ。

日本大使館の場所はあの旧ソ連時代外務大臣でソ連崩壊後グルジアの大統領になったシュワルナゼの家のある近くにあるらしい。


シュワルナゼの家の場所と言われても、よくわからんのでネリダリのパパに聞くとそこに行くまでのバスの番号と地名をグルジア語で紙に書いてくれた。

その紙を持ってバスに乗り日本大使館に向かう。

バスで降りた場所は結構閑静な住宅街ちょっと迷ったけど、歩いている人に聞くとすぐ分かった。

日本大使館は2009年1月に開設されたばかりで、まだ4ヶ月もたっていなくて建物も新しい。

中に入るとまず空港にあるみたいな荷物のX線検査の機械があって、そこに荷物を通す。

やっぱ、テロとかあるからこういう風に警戒するんだなぁ。

荷物検査が終わると会議室のようなところに通されて、パスポートを職員に渡すと、すぐレターを作るのでしばらく待ってるように言われる。

会議室は20人くらいの会議ができるくらいの広さ、まだ開設されたばかりなのかテーブルと椅子、どっかから寄付されたような子供用の本が置いてあるだけでガラーンとしている。

10分ほど待ってると職員の人が出来上がったレターを持ってきてくれた。

英語でなにやらこの「この日本人は危ない人じゃないから、よろしく」みたいなことが書いてあるみたいだった。

それから後、その職員の上司という人がやってきて、アゼルバイジャンの危険地域はどこだとかいろいろ説明してくれて。

なぜアゼルバイジャンが急に外国人のビザを制限しだしたかというと外国人犯罪が増えてきた(テロ?)ので身元の確かな人間でないとビザを発給しないようにしたということ。

そして日本とアゼルバイジャンの関係は比較的良好なのでレターがあればすぐ発給してくれるらしい。

ということも説明してくれた。

大使館の人間なんて政治家とか偉い人しか相手にしないと思っていたのに一旅行者にここまで親切に説明してくれるなんてびっくりです。

それとネリダリの家は結構有名みたいでその上司も知ってるみたいだった。

まあ、日本人宿だから把握しとかなきゃならんのだろうなぁ。

てことでレターをゲットして、すぐさまその足でアゼルバイジャン大使館へ!

しかし、大使館は午前中までしか開いていない。

バスだと間に合いそうにもないのでタクシーを拾ってダッシュ!

アゼルバイジャン大使館までと行き先を告げると分かったという感じで向かってくれる。

しかし、街中は大渋滞。。。

どうやらデモで大通りが封鎖されているようだ。

ぐるぐるいろんな道を迂回しながらもようやく着いた。

11時で結構ギリギリ、タクシーを降りる。

しかし、、、。なにか変?

国旗のデザインが若干違う。。。


トルコ


アゼルバイジャン

なにぃ、ここはトルコ大使館やないか!

タクの運ちゃんはトルコとアゼルバイジャンを間違えてしまったようである。

急いで場所を確認。

情報ノートから写し取った地図で確認。



うろうろして探し回って根性で発見!

もう11時40分だ。

受け付けてくれるだろうか?

大使館の前には守衛がいて、インビテーション(招待状)がないとだめだと追い返されそうになったけど日本大使館のレターを見せると、態度が変わって、中に入れてくれることになった。

先客がいたのでしばらく待ってると中に入れてくれた。

中に入ると見かけエリートっぽいアゼルバイジャン人がでかい事務机を前にして座っていた。

「アッサラーム、アレイクム」僕はアゼルバイジャン語で挨拶すると彼は僕のほうをちらっと見て「ヴェ、レイクム、アッサラーム」と挨拶を返してきたがすぐに手元の書類のほうに目を落とす。

彼は僕のほうを見もせず冷たく英語で「もう営業時間すぎたんだよね」と言う。

僕はどうしようもないので「アイウォント、ヴィザ」と中学生並の英語で自分の意思を伝える。

彼「インビテーションレターはあるのか?」

僕「ないです」

彼「じゃあ、だめだよ、インビテーションのないやつにはヴィザはあげない」

そこで僕はおずおずと日本大使館からもらったレターを見せる。

それを見たとたん、彼はさっきまでの冷たい態度からころっと変わって。

「おー、これがあるならすぐビザだすよ!」

彼は申請書類を出してきてこれに必要事項を書いて証明写真を添付するように言う。

僕はすぐ必要事項を書き込み証明写真をつけてパスポートと一緒に出すと、すぐにヴィザをくれた。

今時珍しいスタンプ式のヴィザである。




やったー!とうとう、アゼルヴィザゲット成功!

ルンルン気分で帰ろうとして200mほど歩いてたら後ろから誰か追いかけてくる。

大使館の警備員だった。

どうやらノートを大使館に忘れてきていたので呼びにわざわざ追いかけてくれたようである。

僕は急いで引き返すとあのエリートっぽい大使館員が僕のノートを指でつまんでぶらぶらさせながら待っていた。

「ありがと、サーオルン!テシェキュルエデリム!」

見かけは冷たい感じだったけど実はとっても親切な人だったのだ。

これから向かうアゼルバイジャンの人たちもきっと親切な人が多いのかなぁ。

とういうことでアゼルバイジャンに行くのであるが、その前にゴリとムツヘタに行くので「羊の国」のページに行く前にムツヘタとゴリとグルジアでの事件について書いて行こうと思います。




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